余裕資金で始めよう
余裕資金で株式取引を行うというのは、個人投資家には絶対条件とも言えるくらい重要な事です。特に、普段は仕事をしていて、その合間に株取引を行っている人には、これは確実に守ってもらいたい事です。では、何故余裕資金じゃないといけないかという点について、実際にあった例を挙げてご説明します。
Aさんという、30代の男性がいました。彼は既婚で、既にお子さんもいます。お仕事は順調で、マイホーム購入の計画も立てていました。
余裕資金もかなりあり、休日は趣味のまさに順風満帆な人生を送っていました。そんなAさんが、ある日株式投資をしてみないかと上司に進められました。
できるだけ早くマイホームを手にいてるなら、株式投資で資金運用をすべきだと言われたのです。Aさんはその誘いに乗って、できる限り多くの資金を使わないとなかなかお金が増えないというアドバイスを真に受け、余裕資金ではなくマイホーム貯金を使って株式投資を始めました。
初心者の彼は上手い投資ができず、徐々に資金は減っていきました。
当然、彼は焦ります。
余裕資金ならまだしも、マイホーム資金が減っているのですから。それも、かなりの額がです。毎日会社から帰る度に株価を確認し、その都度落胆するという日々が続きます。
精神的に負担の多くなったAさんは、日常生活でもそれを引きずり、仕事が手につかず、常に株価のことばかり考える始末。徐々に家族に当たるようになり、仕事もミスが増え、追い込まれていきました。
結局、マイホーム資金は半分近くまで減り、妻とも喧嘩が絶えず、最終的には離婚となったそうです。余裕資金なら、精神的なゆとりがある分、日常にまで引きずる事は無かったのでしょうが、マイホーム資金を株式投資に使ってしまったばっかりに、彼は精神的に追い詰められてしまったんですね。
こういったケースは、資産運用では数多く見られます。お金は人を狂わせると言いますが、実際狂ってしまいそうになった人はかなりいる事でしょう。
特に、株式投資を始めたばかりの方は、お金が増えたり減ったりする事に慣れてないので、それにばかり気を取られてしまい、日常生活に支障を来たすケースが目立ちます。
株式投資は、絶対に余裕資金で行いましょう。
【余裕資金で始めよう】は2008年8月20日に更新されました。
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