金融取引において最も重要なことは何かと尋ねられた場合、多くの人がロスカットを挙げることでしょう。
人間には、誰にでも多かれ少なかれ欲があります。そもそも欲がなければ金融取引など行わないはずです。
ですから、取引はその欲との戦いともいえます。ロスカットは、その最たる例と言えるでしょう。
まず、株取引におけるロスカットについてご説明しましょう。ロスカットは、いわゆる損切りの事で、損失が確定している状態で現在持っている株を売却することです。
金融取引の初心者の方は、損するのに何で売るの? と思うかもしれません。なぜかというと、ロスカットによって更なる損失を防ぐためです。
株価は、大きな下落をするリスクを秘めています。それまで200,000円くらいで安定していた株が、突如急激な下落を始め、一月で50,000円以下になってしまった、などという例は稀ではないのです。
もしそんな状態でずっとその株を持っていたら、一気に価値は1/4以下です。10株買っていたら150万円以上の損です。
ロスカットは、ここまで落ちてしまう前に売って、大きな損をしないためのものなのです。
株取引においては、ロスカットの基準は自分で決めることになります。FXなどでは、口座を開設している証券会社がシステムの中に~%以上の下落をした場合は自動的にロスカットする、というようなプログラムを組み込んでいるので、自動で行われますが、株取引の場合はそういうケースはほとんどありません。
自分でロスカットのラインを定める必要があります。
例えば、10~15%あたりがひとつの目安と言われています。200,000円の株が170,000~180,000円くらいまで落ちた場合には、もう割り切って売る、という形ですね。
注文方法によって自動的に売る事が可能なので、あらかじめ株購入時に設定しておくようにしましょう。
初心者の方は、ロスカットを軽視するか、自分では踏み切れないという人が多数います。そういう人は、例え他のいくつもの株で利益を上げても、たった一つの株で大損するということになるでしょう。
どれだけ客観的な観点からロスカットラインを設定し、実行できるか。これが株取引で最も重要なことです。
【ロスカットの重要性】は2008年8月20日に更新されました。
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