よって、その銘柄の株を3株保持している人は、株数が3から12に増え、トータルの資金は変わらない、という事になります。この株式分割の目的は、一株辺りの株価を下げ、多くの人に買ってもらいやすくするためです。
例えば、一株500,000円を超えた株は、個人投資家にはかなり手を出しづらい株といえますよね。まず資金的にハードルがかなり高いですし、値動きもかなり大きくなってしまいます。個人投資家には厳しい株といえるでしょう。
そこで、株式分割です。一株を100,000円で買えるようにすれば、かなり個人投資家も買いやすくなります。こうする事で、市場での流動性が確保され、活発な株取引が行われるようになるというわけです。
かつて、この株式分配というのは、投資家にとって一種のお祭りのようなものでした。株式分割バブルと呼ばれる現象のためです。
これは、1997年のヤフーの上場から始まったもので、ヤフーが定期的に株式分割を行い、そのたびに株価が上昇していくという状態になった事から、株式分割=株価の上昇というのが決まりごとのようになり、株式分割を行う企業に対し投資家が群がり、企業もまた株価上昇のきっかけにと株式分割を行うケースが増えていました。
この要因の一つに、株式分割を行うと、新株の市場への流通が長い期間を要するため、新規上場と似たような、仕立てが非常にしやすく、株価を上げやすい状況になるからといった面がありました。
しかし2006年以降、制度改正によって長期間の不通がなくなったため、こういった現象はほとんど見なくなりました。
バブルは弾けるという事ですね。
それでも、株式分割は有効な手段として、ヤフーやセブンイレブンなどの大手企業は積極的に行っています。投資家にとっても、高すぎる株価の銘柄が減り、選択肢が広がるのですから、当然悪いことではないので、株式分割を歓迎する声は大きいです。
【株式分割とは?】は2010年6月10日に更新されました。
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