最初は1万にも満たなかった株価が、10万、20万と増えていき、50万、100万となっていった企業というのは、ほんの一握りかもしれませんが、その他の新規企業はそれを見て夢を持って会社を運営していける事でしょう。
しかし、個人の投資家にとっては、必ずしも歓迎すべきことではなく、株価が50万を超えてくるような株は、はっきり言って高すぎて買いにくいというのが原状でしょう。
そういったマイナス面をなくすために作られた制度が、株式分割です。
株式分割とは、資本金をそのままに、株の発行数を増やし、一株あたりの株価を下げるという手法です。新株発行の分類に属しています。
この株式分割で得られるメリットは、企業、投資家双方にあります。まず企業側としては、高騰しすぎた株価を引き下げる事で、高すぎて手を出せなかった投資家を新規開拓する事ができますし、出来高も増えるので、注目度をあげることができます。
また、投資家にとっても、それまで欲しくても二の足を踏んでいた高い株を購入しやすくなるので、非常にありがたい事だといえます。
こういった事情から、株式分割はある種『成功した銘柄の証』として捉えられ、株式分割を行った企業は、分割後の初値から株価が急上昇する現象がたびたび起こっていました。
これは、単に前述した事だけではなく、以前は株式分割してから実際に発行されるまでに時間がかかり、購入したいと思っている投資家が待たされた上でのスタートということで、取引再開と同時に一気に急騰する現象が起きていたのです。
現在は株式分割を申請してから実際に分割が行われ、取引が再開されるまで非常に早くなったので、このような現象は起こらなくなりましたが、依然として株式分割をした企業の株価は上がりやすくなっています。
株取引において、どういう銘柄が有利という明確な情報は極めて少ないです。例えば、決算において有利と思われるような業績上向きの情報が出た場合でも、必ずしも株価は上昇しません。
むしろ下落する傾向すらあります。こういった状況で、高い確率で株価が上昇するサインとなっている株式分割は、必ずチェックしておくべきでしょう。
【株式分割とは?】は2008年8月20日に更新されました。
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